LOVEらいふ
『あ…あの〜…』





そう言って気まずそうにあたし達に声をかけたのは流星先輩。




「「あ…!!」」



ミスコンの途中だったのを完全に忘れて二人の世界に入り込んでいたあたし達は、流星先輩の声によって我に返った。




周りを見渡せば、観客はみんな放心状態で、頬を赤く染めてあたし達を見ている。


あたし達に声をかけた流星先輩も、顔が真っ赤だ。




あたし達、いままでかなり恥ずかしいことしちゃってた…?


あたしの顔は観客や流星先輩よりも赤くなった。

光輝はなんか嬉しそうだし。


しかも、各クラス持ち時間は15分ぐらいなのに、あたし達はもう30分以上ステージにいる。


それに、さっきも言ったけどこんなん特技じゃないし。




優勝なんて絶対ムリだ…。

こうなったら…しょうがない。
諦めよう………。


さよなら…あたしの焼肉…。








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