LOVEらいふ
「亜矢?食べてるか?」


「え?あ、うんっ!」


ぼーっとしていたあたしに光輝が話しかけた。



「ミスコン、優勝できてよかったな」



光輝が笑顔であたしの頭を撫でたから、あたしも“うんっ!"と笑顔を向けた。




「あんま見んな」



そう言った光輝の顔は、少し赤い気がした。



「どうしたの?暑いとか?」



「なんでもねぇよ」




ならいいけど…。



「あの〜〜、そこのお二人さん!
イチャつくのは二人っきりの時にしてもらえます〜〜?」



あたし達の話を聞いていたと思われる早紀が、大声で叫んだ。


「べ、べつにイチャついてないし!!

ってゆうか、そんなおっきい声出さなくても聞こえてるから!!

ほら、早紀のせいでみんな注目しちゃったじゃんか」



「ごめんごめん!
でも、イチャついてたんだもん」


「どこが!?」




「だって完全にまた二人の世界ってかんじだったもん。」



「全然だよ」




“じゃあ、聞いてあげる"そう言った早紀は、息をスゥッと吸って、


「今この二人がイチャついてたと思う人〜!!!」


と馬鹿でかい声で叫んだ。



次の瞬間。



「「「は〜い!!!」」」

と元気よく上がったみんなの手。






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