私のドライな彼氏
「くすっ」



知香は思わず笑ってしまった。



「わ、笑うな!」


「すいません。」



昴はコホンと、一つ咳払いをした。



「俺はこういう性格だ。素直じゃないのも認めている。でもそれ以上にもう一つ認めていることがある。」


「なんですか?」



そう聞くと、昴は知香の耳元で呟いた。



すると、今度は知香の方が真っ赤になった。



「くすっ、真っ赤だな。」


「な!お互い様です!!」



そう言うと、二人で笑いあった。






「知香、もう一度俺と付き合ってくれないか?」



知香はお返しとばかりに、ちょっと意地悪をした。



「どうしてですか?」


思いもよらなかった返答に戸惑う昴。


「その・・・・知香が・・・・」



みるみる赤くなる昴に、知香は



「クスッ 昴先輩大好きです!」


と、頬にキスをした。



「はぁ・・・知香には弱いよ。」


「あたしだけの特権ですよ?」


「あぁ。・・・さぁ、帰ろう。送っていくよ。」




昴は知香の手を引きながら、一緒に公園を後にした。

























《君に心底惚れていることだ。》



知香は、前よりももっと胸の中が温かくなった気がした。






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