hair salon 『K』
着替えをすませ、涼太の元に急ぐ。


「じゃあ黒田さん、失礼します。

また明日!!」


「ああ。遅刻すんなよ。」


「任せてください!!」

そう言って、お店を出た。


二人で並びながら、私の家の方面へと向かう。


「ククッ…

まったく…涼太はわかりやすいなぁ…

茜はもっと積極的にいけばいいのに…」



黒田さんがお店の中で、そう呟いていることも知らずに…。



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