hair salon 『K』
「お前…察するの早いな…」


「え?そうですかね……?」


「まぁいいや。話はそれだけ。じゃあな。」


「はい!!わざわざありがとうございました!!」

深々と頭を下げて先輩を見送る。


《よしっ!!部活の時間長くなった〜!!》

心の中でガッツポーズをしながら友達の元に戻る。



「先輩、何だって?」


「部活の時間長くなるってさ。」


「おお〜!!よかったじゃん!!」

友達は皆、自分のことのように喜んでくれた。


「美樹」


「はい?」


「部活終わったら『hair salon 『K』』にちゃんといってね」


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