シンデレララブストーリー
「本当は素性も明かさなければいけなかった。だけど、お前と・・・・マキと暮らす生活が楽しくて、幸せだった。」



“一生、ここに二人で住みたいとさえ思った”



ディオンはそう、静かに言った。






ベッドの告白は嘘じゃなかったの?


ディオンがあたしを?


ほんの数分前のあたしだったら、どんなに喜んだだろう。


だけど今は素直には喜べない。


それに彼の素性がわかった今、もうあたし達は二度と会わない方がいいのではないかとも思った。





真紀は、喜びたい気持ちを必死に押さえディオンに言った。















「あたしは、ディオンなんか・・・・・・・嫌いよ。」













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