4度目の正直【短編】

戻り、揺る

画面に出たのは、久々に目にする懐かしい名前────



“祐喜先輩”




「…うっそ…」



とりあえずメールを開く。




『久しぶり~。』



…それだけ?!



でも、その一言がとても嬉しかった。



『久しぶりです!どうしたんですか?』


『何となくね。今日学校サボって暇だったから↑↑』



サボったのか…。



『私も今暇なんですよー。』


『でも授業中だろ?笑』



『私も2限、サボりです♪笑』




それから授業終わりのチャイムが鳴り、私は教室に戻った。



未だに先輩とはメールが続いていた。
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