さまようカラダ〜未熟で未完成な恋…美春
朦朧と


夢か現実かはっきりしない靄の中を歩いてるような



ふわふわとした感覚の中で


彼の胸に抱きしめられて目を開けた



『美春…起きたか』


『…ごめん。またベッド濡らして…』



私の鼻に噛み付いて


『どんどん濡らせ。美春、凄く気持ちよさそうだった。』



『うん…。なんか怖いくらいよ。頭がおかしくなりそう』



彼の首に鼻を押しつけて 香を吸い込む



『安田君の匂い…ドキドキする』



『美春と俺は…運命だよ。スッゴク合う。俺から離れないだろ?離れたら、忘れられなくて、毎日泣いて暮らすぞ、美春』



なんか良介のこと皮肉ってる。


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