さまようカラダ〜未熟で未完成な恋…美春
研修会が終わる時間を


時計が差した

大きなマグカップに入ったハーブティーは すっかり冷めて


半分くらい残したまま。


隣で教科書広げていた学生も帰っていった。


私は窓から道を見下ろして

彼を見逃すまいと


必死で人の波を目で追い掛けた
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