ホスト教師
こんなダサい私に話かける友達もいないし、先生たちも私が授業中何をしていても知らん顔。





誰も私なんかここに存在しないと思ってる。





家にも学校にも私の居場所なんかないんだ。





私のクラスの新しい担任を見て衝撃を受けた。





綺麗な男の人だ、それが私の第一印象。





名前が花園綺羅だなんて、どうりでキラキラしてる訳だ。





私には眩し過ぎて、まともに綺羅先生の顔が見れない。




だから綺羅先生の国語の授業は、必ず雑誌を見るふりをして俯いていた。





他の授業でも雑誌を見たりしてるが、注意された事などない。





なのに綺羅先生は、私が見ていた雑誌を取り上げた。









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