ホスト教師

気持ち

不味かった、ついカッとなり手が出てしまった。





菜々子が好きだとばれた事は不味い。





直ぐ様否定しないとヤバいのに、胸の奥が苦しい。





好きだと言うことは簡単だが、菜々子は俺の生徒だ。




菜々子ごめん、「知佳子何言ってるんだよ。俺が好きな女は菜々子じゃない。菜々子は俺の生徒だぞ。好きになるなんて、あり得ない。」





菜々子が俺を見ている。





「菜々子ちゃんはどうなの?綺羅先生の事どう思ってるのかな。」





菜々子は俺をちらりと見て、俯いてしまう。





その仕草まで可愛いと思ってしまう、情けない俺。










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