プリ×プリ!〜6人の候補生とお姫様〜

*仲間外れ(×長谷部)

次の日、あたしは長谷部くんに呼び出された。

「突然呼び出してすみません。あの…僕のこと、どう思ってますか?」

あまりにも唐突な質問に、あたしは驚いてしまった。

「えっ!?どうって…んー…可愛い、かな」

「好きとか嫌いとかは?」

「嫌いなワケないじゃん!普通に好きだよ」

そう言うと、長谷部くんは俯いて言った。

「白鳥さんは、僕みたいな男が彼氏だったら…どうですか?」

「どうしたの、いきなり!?」

「どうなんですか」

長谷部くんの目は真剣だった。

「嫌じゃないよ。いいんじゃないかな」

「白鳥さんは…どんな人が好みなんですか?」

「…優しくて頼れる人、かな。なんか恥ずかしいな…」

「そう…ですか…」

長谷部くんは頭を垂れて言った。

「どうしたの?ホント…」

「いえ、何でもありません。気にしないで下さい」

長谷部くんは顔を上げて、にっこり笑って行ってしまった。

「何かあったのかな。昨日もそうだったし…」

昨日頷かなかった人、それは――

長谷部くんだった。
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