youthful days~男女7人青春物語~
“自分が抱えてる悲しみも、地図の一部になったらいいのに”

莉緒は、そんなことを思っていたんじゃないだろうか?

そんなことを思っていたから、そう言ったのではないのだろうか?


「永田、気持ち悪い」

蒲生に言われても、永田は無視をしていた。

そりゃそうだと心の中で呟いた後、光は気づかれないように息を吐いた。

「さっきから永田は何を見ているんだ?

正直、すごく気持ち悪いものがあるぞ」

カルピスを片手に、蒲生が小さな声で光に聞いた。

光はため息混じりに、
「写真です」
と、答えた。
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