私のあなた。

出会い


4月2日。

私は中学の友達と出かけて
いた。友達とは改札口で別れた。


「はぁ……しんどい。」


あ〜、食べ過ぎちゃった。
ケーキバイキング今度から
パスしよ。柱にもたれて私は
じっとしていた。


「あの…大丈夫ですか。」

目の前に男性が現れた。

「ん……大丈夫じゃないです。」

あ、私なに言ってんだ。
大丈夫じゃないとか逆に
迷惑じゃん。

「電車来ますよ。どこの
駅で降りますか?」

「次です。」

そういうとその人は私の肩を
とって一緒に電車に乗って
くれた。

「あの……すみません。」

「大丈夫ですよ。」

凄く甘い香りがする。
茶髪にスーツ姿がとても
格好よくて惚れ惚れする。

駅に着くと彼は一緒に
降りてくれた。


「あの、家この辺ですか?」
「あ、俺ですか?そうですよ。
転勤になって家から近くが
良いんで。ワンルームです
けど。」

笑いながら言った。

「なら、良かったです。
私も先週こっちに来て……
あっ、もう大丈夫です。」

「いえ、心配ですから家まで
送りますよ。」
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