私の王子様は新入社員!?~オフィスの秘め恋~

 「……」


 木製のドアを開くとそこにはたくさんのキャンバスが並んでいた。

 壁には所狭しと絵画が飾られて…油臭い…匂いは油絵の具の匂いだと分かった。



 ガッコの美術室を思わせる部屋。


 部屋の中央の黒いソファーに澪生がタオルケットに包まって眠っていた。


 「!!!?」


 ソファーの前のキャンバスには…私の寝顔が描かれていた。


 「……」


 メイクの剥がれ落ちた最悪の顔を…澪生に見られていた……><;

< 108 / 316 >

この作品をシェア

pagetop