五里霧中



冷たい木製の階段を下り、台所に顔を覗かせる。



誰もいないとは思うけど。


というか、いるほうがおかしいけど。



予想は外れず、そこには誰の姿もない。


僕はため息をこぼし、冷蔵庫を開けた。


食料は何も入ってない。



面倒だ。


誰が食事当番なんて割り振ったんだっけ?


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