My Little Girl(加筆修正中)



何か、はずい。

「でもいいな~」

「何が?」

「真理ちゃん達、クリスマスイヴにデートだよ!ロマンチックじゃない」

「……」

「あっ、別に羨ましいとかじゃないよ。私は、その」

俯いた。

「明日何処か行くか?」

「えっ?」

「デートするか?」

アズの顔が、パッと輝き

「いいの?ほんとに?」

「あぁ」

「行きたい!あっ、でも…」

「ん?」

「一馬と一緒でもいい?」

「亜澄」

話しを聞いていたようなアズのお袋さんが

「一馬は明日、友達の所でクリスマス会だって。だから2人だけで出かけなさい」

「お母さん…うん。奏ちゃん、どっか行こう」

「 あぁ、何処行きたい?」

「う~ん…あっ、水族館!」

「水族館か。OK!」

「エヘヘヘ…」

「何だ、その笑いは?」

「エヘヘヘ… 嬉しいんだもん!」

恥ずかしげもなく満面の笑みで

アズの頭をくしゃと撫で

「あぁ」



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