My Little Girl(加筆修正中)
春爛漫(いざ京都へ)



四月初めの金曜日



午前中に練習を終え、次は新学期までつかの間のクラブお休み期間。


いよいよ今晩のバスで京都。


練習中も心ここに在らず状態で真理ちゃんに変な目で見られちゃった。


ごめんね、真理ちゃん。お土産買ってくるからね。


バスは11時出発だから10時半にバスターミナルに行けばOK


そこまでは奏ちゃんのおじさんが送ってくれるって、Lucky!


「亜澄、用意は出来たの?」


「うん」


「忘れ物はない?」


多分 大丈夫…って



「デジカメ忘れた」


慌てて取りに部屋に…


「階段から落ちないでよ」


「は~い」


デジカメを鞄に入れて


「これで大丈夫」


「ほんとにほんと?」


一馬が疑い深そうに…


「大丈夫だって!」


何で弟から上目線で見られるんだろう。


「亜澄、奏君に迷惑掛けるなよ」


「お父さん、私 そんなに子供じゃないから」


「分かった分かった」


お父さん 苦笑いしてない?


「さ、もう時間よ」


「あっ、はい」


お父さん達も一緒に隣まで来てくれた。



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