My Little Girl(加筆修正中)



春休み最後の日、アズと海へ―


アズが云うようにほんといろんな事があった一年だった。


アズが高校生になって―


バスケ部のマネージャーになって―


俺の思いを受け止めてくれて―


俺を幸せにしてくれて―


俺は、ほんとにアズが云ってくれるように…アズを幸せにしてるんだろうか?



アズを傷つけて…同じだけ俺もずたずたになって―


ただ、分かってる事は―アズが傍にいてくれたらそれでいい。


アズが俺の横で笑ってくれてたら…


それだけで…いい。


アズが小さな声で


「愛してる」


と云ってくれた。


アズを抱き寄せ、耳元で


「俺も」


アズが俺の顔を見て、ふわりと微笑む。


「アズ」


「うん?」


「また京都へ行こうな」


「奏ちゃん」


アズが嬉しそうに



「うん。まだまだ行きたい所がいっぱいあるからね…連れてってね」


「あぁ」


「奏ちゃん」


「ん?」


アズが少し俯いて



「こ、こ、今度は…と、泊まろう…ね」


完熟トマトになった。


「……」


「そ、奏ちゃん」


「あぁ。だけどな」

「……」


アズの耳に唇を寄せて


「それ、俺の台詞だから」


アズを抱きしめる。


「うん…うん」


アズは何度も頷いて


――





アズの唇にそっと唇を重ねる。




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