期間限定恋愛
『なんで変なのよ!』
悲しいとか通り越して、ムカついた私は声を荒げてそういった。
『だってさ、お前の名前、〔お黙りか〕じゃん!』
クククって笑った聡。
『っな……』
『お黙り、お黙り~!』
ゲラゲラ笑いながらいつまでも言い続ける聡に私がキレて…
『うっさいわね!
あんたの名前は
〔さ〕ばっかりじゃない!』
良くわからない事を言ったのが、私たちのケンカ友達としての歴史の始まり。
それで、小学校5年のとき。
キャンプで山に登って…
靴ずれが痛くて歩けなくなった私を、聡がおんぶしてくれたのが……
聡が私の『好きな人』としての歴史の始まり。