サンタからの贈り物
授業が始まると,いつものように,正太郎が話しかけてきた。

『今日,真由美が部活見に来るんだ~。』

『真由美って,例の彼女?(笑)』

『うん。真由美から応援されたら,バリ頑張れる』

『ハハッ』

正太郎はとても単純で,幼稚園生みたいだ。とても純粋な気持ちを持っている。そんな正太郎が俺は羨ましい。

『おい!!和田,野口お前等,うるさい。いい加減に静かにしなさい。』

『ハァァァァイ』

俺等の担任の吉田はうるさい。
でも生徒の事を一番に考えてくれる先生だ。
当然生徒からも人気がある。
俺もそんな先生が好きだ。

そんなこったで,放課後となった。

『勇太部活行こうぜ~』

『オウ』

行く途中,正太郎に彼女のノロケばっかり聞かされた。
正太郎の彼女は,テニス部らしい,今日はたまたま部活が休みのため,部活を見にくるらしい。

すると,部室近くに二人の女の子が立っていた

『あれが真由美ちゃん?』

『そう!!…真由美~~』

といって,正太郎は走っていった..
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