月に秘めた恋
そう言って 光里から離れた


「ちょっと・・・湊!」


なんか 頭痛いな


こいつのせいだ


ふと 見ると李生が居た


俺は李生の所に向かった


「・・・ちょっといいか?」


「なんだよ?」


「お前の彼女・・・さっき


絡まれてたんだけど


俺が助けたからよかったけどさ


そういうの 彼氏のお前の役目だろ?」


自分の彼女が告られてるのに


何やってんだよ?


「ああ・・・悪かったな


お前には感謝してるよ」


そう言いながら 李生は


スマホをいじっていた


なんで こいつ未憂と付き合ってんだ?


「今度 俺が何か奢ってやるよ!


今日はどうだ?」


「あー・・・用事あるんだ」


「じゃあ明日は?」


「別にいいよ」


明日か・・・


キーンコーン・・・


予鈴が鳴って 担任が入って来た


俺は自分の席に着いた
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