月に秘めた恋

狂い始めた運命

また 余計な事言っちゃったな


でも 未憂がやっていた


髪止めは 昨日俺が


プレゼントしたやつだった


やっぱり・・・似合ってる


未憂の顔が 少し赤かった


「湊 未憂をその気にさせるなよ?」


「は?」


李生がそう言って 未憂の肩を抱いた


ズキン


なんだよ・・・


なんで胸が痛むんだよ


「・・・俺は別に」


「まぁ・・・いいけど


そうだ 湊 帰り未憂送ってくれるか?


俺 部活あるんだ」


え?


マジかよ・・・


なんかよく2人きりになるな


「・・・わかったよ」


素っ気無くそう言うけど


内心嬉しかったりする


「変な事すんなよ? 


未憂 何かあったら スマホ鳴らせよ?


こいつすぐ調子に乗るから」


おい・・・俺は変態かよ


冗談じゃねーよ


何もしないっての!


この時は そう思っていた
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