月に秘めた恋
少し・・・驚いたな


「いや・・・なんでもない 行くぞ」


「うん」


そう言って 未憂は俺と


廊下を歩いた


なんか・・・変な感じだな


ドキン ドキン・・・


緊張のドキドキなのか


そうじゃないのか・・・


よくわからない


「湊!」


声のする方を見ると 


光里が立っていた


「・・・光里」


未憂は驚いている


光里は怒りながら近付いて来た


「どういう事よ!? 私と一緒に


帰るって約束したでしょ!?」


は?


そんな約束してねーよ


「してねーよ」


「ウソよ!」


はぁ・・・キレそうなんだけど


「湊は私の彼氏でしょ!?」


「いい加減にしろ!」


俺は 光里に叫ぶように怒鳴った


「勝手な事 言うんじゃねーよ・・・


いつ俺はお前の彼氏になったんだよ


ウソつくんじゃねぇ!」
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