“いぢわる王子”のお気に入り♪【完】
何度話しかけてもいぢわる王子は無視するし。


オシャレなお店が立ち並ぶ道は、すっごく混んでるし。


「あっ、ごめんなさい」


いろんな人にぶつかりそうになって、その度に頭を下げるあたしは、いい加減、ご立腹。


“もぉ!
いぢわる王子なんか知らないっ!
一人で寮に帰るもんっ!”


“ふんっ!”っと、鼻息も荒く、右折してわき道にそれようとした瞬間――…
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