“いぢわる王子”のお気に入り♪【完】
「まだ苦手だったんだ?
カエルのおもちゃ」


「…っ。
あたりまえでしょ?
そう簡単に好きになんか…」


「ふーん」


いぢわる王子は、片腕を枕がわりにした体勢で、あたしの髪をそっと撫でる。


「ち…ちょっと!
なに!?」


「べっつに?」


「じゃ…じゃあ。
髪…
さ…さ…触んないでよ」


もともとは意地悪なだけだったいぢわる王子のそんな仕草は、あたしをうろたえさせるのに十分で。


あたしは大急ぎで起き上がった。
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