our kind of love

「…また今度、ね」


彼女は目線を外した俺の耳元でそう囁き、いつものように悪戯っぽく笑って車を降りた。


車の中から彼女の後ろ姿を目で追うが、彼女は一度も振り返らなかった。




俺は彼女の仄かな残り香をかき消すように煙草に火を点け、車を動かした。


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