[短編]桜華
そう願いながら忍者のように足音をたてないように歩く。

ーーーカタッーーー

ハッ、ヤバい。気付かれたかも…
男たちの方に目を向ける。

ヤバい、こっちに来る…!!

「キミ可愛いねぇ。ちょっと俺らと遊ぼうよぉ。」
「……」
「オイ!シカトかよ。なんとか言えよ!」

あまりの怖さに涙がとまらない。

「おい、ヤっちまおうぜ。」
「…ゃ…て」
「ハァ?なんか言ったかぁ?」

勇気を出して言ってみる。
「やめてくだい。」
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