憧れの人は、バスの中




私は、勇気を出して家の中に入った


「ただいま!」


今までよりも大きな声で言ってみた


でも、もちろん返事はない



私は、リビングにはいると、いつもの様に陸を褒めているお母さんに話しかけた



「お母さん!ただいま!」


「もう、何よ、今陸と話してるんだからどっか行って」



はぁ~ダメですか…




私は、しょうがなく自分の部屋にもどった



ピピピッ


あ、携帯だ



誰からだろう?



「えっ!蓮? もしもし?」



『あ~美穂!』



「うん」


私の携帯にかけてきたんだからわかるでしょ



普通に考えれば。



< 57 / 166 >

この作品をシェア

pagetop