憧れの人は、バスの中



やっとのことで、蓮のテンションが上がってきた時


「美穂がこれ作ったのか?」


このうちには、私と蓮しかいないのだから、蓮がつくらなかったら、私しかつくる人以内でしょ?




「そうだけど。おいしい?」


蓮は、いすから立つと、身を乗り出して、私に耳元で

「めっちゃうまい」


「ぎゃっ!」


なにすんのさぁー


この人ありえん…


チュッ!


「もうなにすんの!」

「当たり前だろ、カレカノ何だから、こんぐらいしないとね」


何、その悪魔みたいな笑顔


ある意味、怖いよ


「学校では、こんなことしないで!!」

「え~」

「え~、じゃない!!だって恥ずかしいから絶対にダメだよ!!」


「わかったよ…」


何でそんな拗ねちゃうのさ…


可愛い顔して…


許したくなっちゃうじゃん




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