アクシデントな恋

「おはようございます。」


「おはよう。よく眠れた?今、朝ご飯の支度しているから…顔洗って来ちゃいなさい…」


「はい…あの…お父様は?」

「パパなら一度起きたんだけど…二日酔いらしくて…部屋で又寝ちゃってるわ」

「そうですか…」


「龍君が気にする事じゃないから、自業自得!」


そんな会話が終わり、龍と寿麻は顔を洗い朝食を食べて
龍は美沙に丁寧にお礼を言い
2人は大蔵の所に向かった。








「おはようございます。」

龍と寿麻は家に帰ると直ぐに大蔵に挨拶に行き美里の事について詳しい内容を聞いた。


「そうですか…以前から留学をしたいとは言っていましたが…」


龍がその後何か言いかけたが…


「ワシが進めたんだ。はっきり言おう。
龍、お前の為だ。
もう気づいているんじゃないか?
自分の気持ちに。」


龍は大蔵の言葉にビックリすると同時に、小さく頷いた。


そして、大蔵は寿麻を自分の近くに呼ぶと

「君も正直に生きなさい。
自分がやりたいように…
ワシが言いたいのは、人生は人に左右されたらダメだ!過ちは繰り返される。」

と言い、優しく寿麻の頭を撫でるように手を置いた。


寿麻はその時大蔵の言葉が半分わからなかったが、いずれ解る事になる。



そして、龍も…。
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