お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
やっと今、本当のアキへと続く扉がひとつだけ開いた気がした。
でもアキは、すぐに扉を閉めようとする。
「大げさなんだよ、お前。こんな傷、たいしたことねーし」
あっさり、そう言って。
自分の傷あとを皮肉るように、ふっと涼しく笑う。
「昔、ちょっと死にかけた証」
「生きてる証だよっ!」
思わず叫んだ。
叫んだと同時に、涙がどっと溢れた。
「アキが今、生きてるっていう証拠じゃんか……っ」
「……」