お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~




「告白っ!?」


「…………はい。一応」



学食のイスに座らされ、まわりをオニ高生に囲まれたあたしは、おどおどと肩を縮めてうなずいた。



「オイ、みんなちょっと待て」


桃が劇画チックに目を見開く。



「それってつまり、泉穂がアッキーを好きってことか?」


「桃さん今さら!? にぶっ!!」


「にぶっ!!」


「2回も言うな! てか普通わかんねぇだろ」


「桃ちゃんはシスコンだから、恋愛に疎いんだよね~。ま、普通はみんな気づいてたと思うよ?」



ニヤリと笑う大沢くん。


< 392 / 688 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop