お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
「告白っ!?」
「…………はい。一応」
学食のイスに座らされ、まわりをオニ高生に囲まれたあたしは、おどおどと肩を縮めてうなずいた。
「オイ、みんなちょっと待て」
桃が劇画チックに目を見開く。
「それってつまり、泉穂がアッキーを好きってことか?」
「桃さん今さら!? にぶっ!!」
「にぶっ!!」
「2回も言うな! てか普通わかんねぇだろ」
「桃ちゃんはシスコンだから、恋愛に疎いんだよね~。ま、普通はみんな気づいてたと思うよ?」
ニヤリと笑う大沢くん。