お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


そして、その日の深夜――…




「あの…やっぱりあたし、ダメ……っ」



ギシギシときしむ床。


月明かりも届かない闇の中。


弱々しいあたしの声に、大沢くんの低音ボイスが重なる。



「イズちゃん。ここまできて、今さら止められると思う?」


「でも、こんなの……っ」


「怖がらなくてもいいから。
ほぉら、入るよ?」


「まっ…待って……!

ダメえぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

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