お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


「立ち入り禁止だから、ホントは入っちゃダメなんだけど……」


「あぁ……だよな」


「でもここって廃墟にしとくの、もったいないくらいっていうか」


「あぁ……たしかに」


「ね、みんなもそう思――…」



勢いよくふり返ったあたしは、



「――…あれ?」



予想外の光景に、目をパチクリさせた。



……なんで、誰もいないわけ?

てか、いつのまに出てったんだ?


そのとき、閉じたドアの向こうで何か重いものを置くような音がした。


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