お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~



あたしの“好き”はきっと

アキの罪悪感に追い打ちをかけていたんだ……。






雨粒のついた窓ガラスに、にじんで映る横顔。


涙も流さずに泣く彼を、今はただ温めたくて。




……一番になれなくても、もういい。


彼女になれなくても、いいんだ。




あたしが今、もしも何かになれるとしたら。





好きな人の幸せを願えるあたしになりたい。







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