お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


「アキちゃーん。あけおめー!」


本屋から出てきたアキに、嬉しそうに駆け寄っていくノゾム。



「まだ明けてねーから」


アキは普段より少しお兄さんっぽい顔で突っこむ。


そして、あたしがいることに気づくと、「…よぉ」と本が入った紙袋を軽く掲げた。



「アキくーん。いいところで会ったわぁ。福引やらない? 私たち、さっき1回ずつやったんだけど、1枚あまっちゃって」



お母さんはそう言うと、強引にアキの背中を押して、すぐそばの福引会場に連れていった。
< 514 / 688 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop