お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
突然、どこからか声が聞こえた。
ふり向くと、数件先にある小さなお店らしき建物から、あたしと同い年くらいの男の子が出てくるところだった。
「どーりで寒いはずだよなー。あ、真由、足すべらせんなよ? そんな高いヒール履いてんだからさ」
彼はそう言って、自分のあとに出てきた女の子に注意する。
「大丈夫だよー。てかミツルなんか、こないだ普通の靴で転んでたじゃん」
女の子はキレイな茶髪を揺らしながら、イタズラっぽく言い返した。