お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
ダンナさんの“ミツルくん”は、あたしの薬を買うため、アキと一緒に24時間営業の薬局に行っている。
会って早々、迷惑かけまくりだ。
「――泉穂ちゃん。これ、濡らしてきたからよかったら使って」
水玉模様のハンカチが視界に現れ、あたしはハッと顔を上げた。
……リコちゃん。
「ありがとう……」
「ううん」
ニッコリ笑って、右手でハンカチを差し出す彼女。
まん丸の目が、微笑むと三日月形になる。