お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
……そりゃ、見るわな。
初めてアキと外を歩いたけど、雑踏の中だとよけいに美貌が光る。
もしや周りから見れば、今あたしはアキの彼女なんだろうか。
「全然似合わねぇ」とか、こっそり笑われてんだろうなぁ――
「え~、似合わな~い」
――うおっ。いきなりかい!
と焦ったらそうじゃなくて、近くのショップから聞こえてきた女の子の声だった。
「カヨちゃんはこっちの方が似合うよ~」
「ホント? じゃ、やっぱそれにしよっかな~」
あ……、とあたしは足を止めた。