青に焦がれて。
Blue.1
枕元で目覚ましが鳴り響く。

あたしは布団から腕だけを出し、目覚ましを止めた。

「ゔ~~~。」

出たくない。
でも・・・。
出たくない。
でも、・・・。

数分程葛藤した末、漸く布団から出た。


季節は11月。真っ暗な部屋の中はひんやりしている。

あたしは部屋の電気を付け、やかんを火にかけた。


早起きが好きな訳でも得意な訳でもない。

仕事が7時から始まるため、この時間に起きないと間に合わない。
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