【完】─片思い─
すると、ドアから流がでてきた。
「おい、大祐。何の騒ぎ?」
「ぉ、流! お前の愛しの彼女がきてるぞ〜?」
「は?!」
流はあたしを人混みの中から引っ張り出した。
「りゅ、りゅう〜」
「うわっ」
あたしは安心したのか、流の胸に飛び込んだ。
「お前等なにしてんだよ!!」
「だって流の彼女だし〜」
「なんだそれ!!」
「流があんだけ話してるんだもん! 知りたくなるじゃーん♪」
え…?
話してる…?
「流、その子俺に譲ってよ〜!」
「ふざけんな!!」
あたしは更に頭の中が混乱してきた。