あなたの瞳

同い年の新と私は当然同じ小学校に入学。



その小学校で、私、豊島直は……片山卓斗に出会った。





………卓斗？
私は、三人いつも一緒だったあの小学校時代を、今でもよく覚えているよ。





………あの頃は何にも不安なんかなくて、なんの疑いもなく、ずっとこのままでいられると信じていたよ。




まさか、あんなにも険しい道が私達の歩いている道の先に待ち構えているなんて、知るよしもなかった。