ベンニ
レネはベンニがタバコを吸っていることに気がついていたし、彼が自分をなぜか憎んでいることにも気がついていた。



何度か彼がいない時に彼の部屋に入ったことがあった。


そこは殺伐としており、灰皿にはタバコの吸い殻が何本もあり、床にはジュースやビールの缶が転がっていた。


レネは彼とどう接していいのか分からなかった。



全部あなたのためなのよ、ベンニ。あなたには良い父親が必要なの。全部あなたのためにやってるんじゃない、ベンニ。どうしてわかってくれないの?



レネはクリスを見つめていた。
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