ベンニ
ベンニは足早に森に向かっていた。学校は途中で抜け出して、そのまま森に向かっているのだった。



髪を切るのも面倒だったので、ベンニの髪は長めになっていた。髪が顔にかかるので、、くくろうと試したりもしたがそこまで長くはなかった。


無造作に乱れたままの髪は、太陽に照らされただ金色に光っていた。


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