『K』
『嫌だ、ちゃんと聞いて!!俺、まだマユと付き合う前に、付き合ってた女との間に子供ができたんだ。。だけどその時、二人で話し合い降ろすことにしたんだ。それで彼女の入院費用とか全部俺が払う約束をして別れた。それでもまだ払いきれなくて。。今まだ払ってるんだ。。本当にごめんなさい。。騙したつもりはない、隠してたわけでもない。。。本当にこいつとは何もないから、今電話してもいいし!。。信じて、マユ。。』

私は。。。

放心状態のまま。。

『お願い、消えてよ。。(泣)』

それしか言えなかった。

優太はその一言に泣きながら私を抱きしめた。

『お願い、そんな事言うなよ!信じて!信じてくれよぉ。。(泣)』

『。。無理(泣)』

『。。。(泣)』


『。。お願いだから、消えて(泣)』


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