『K』
(泣)

小さな手で私の指を握ってくれた(泣)

『。。ママだPM23:18

3180㌘の女の子。

車椅子で分娩室を出る。
ママがいる。

パパも仕事が終わり駆け付けてくれた。

『マユ。。頑張ったね(泣)かわいい女の子。。』

ママもパパも泣きながら嬉しそうに。。

『。。ありがとう(泣)私、頑張ったょ』

ママが強く私の手を握る。

『。。優太くんにも連絡したの。。来てくれるって言ったんだけど。。』

『。。そう』

私の中で優太に見せたい気持ちが強くなっていた。

ママ達は面会時間が終わったため帰ることになる。

『明日、また来るから♪お疲れ様!ゆっくり休んでね♪』

『うんありがとう』

私は看護婦さんに押され部屋へと向かった。


一人部屋でまだ感動がおさまらない。。

思い出すだけで泣けてくる。。

こんなに素晴らしい喜び。。。

(。。優太、女の子だなんてきっと知ったら大喜びだろうな。。)

優太の喜ぶ顔が浮かぶ。。。


(ママが連絡したって言ってたけど。。やっぱりもう別れたし、会いには来ないのかな。)

その日、私は朝まで興奮状態が続き。。一睡もしなかった。

AM6:00

病院の起床の時間だ。

私は子宮が収縮してく痛みで起き上がるのが精一杯だった。

『。。あぁ痛い。。』

トイレに行くのも一苦労。

普通に座るのも大変。。

(。。産んでからもキツイなぁ)

私はドーナツ座布団をもらいやっと座ることができた。

PM13:00

ママが面会へ来た。

『マユ、どう?』

『いや、もう座るのも辛いし。。子宮が収縮する痛みも。。』

『そーね、これがまた辛いのよね』

『。。うんトイレに行くのも精一杯だよ』

『ねっ♪乳児室に赤ちゃん見に行こう』

『うん♪』

私は朝から赤ちゃんに逢いたくて仕方なかった。

< 174 / 195 >

この作品をシェア

pagetop