『K』
『。。。。(泣)』
優太が出ていってしまった部屋で一人泣き崩れた。。。

なんであんな態度をしてしまったんだろう。。

優太はちゃんと謝ってくれてたのに。。
(。。。情けない)

その時だった。

ピンポン♪
玄関でチャイムが鳴る。
(。。誰!?)
私は涙を拭き玄関へ行った。

『はい。。!?』

『お届け物です!!』
扉を開けると宅急便のお兄さんが立っていた。

『こちら、お届け物です♪』

『。。これ?』
それはヒマワリの花束だった。

(。。。ん?何だろう。。。)
ヒマワリの花束についたメッセージカード。

私は読んだ。。
(。。。優太。。ありがとう。。(泣))


[マユへ。
今日でもう付き合って半年経ったね。
なんかもっと長く居た気がするよ。
俺、マユと出逢えて本当よかった。
同棲もしてみて、マユの優しさや、おいしい手料理をもらって毎日毎日すげぇ幸せだよ
これからもこんな俺だけどマユの事大切だからずっと一緒に居てな?
優太より愛をこめて(笑)]

きっと今日のために優太が考えてくれたサプライズだったんだ。(泣)

私の喜んだ顔をきっと優太も楽しみにしていたはず。。
なのに、私は。。。最低だよ。。(泣)

優太がいない部屋。。

初めての一人の夜。。

帰ってこない優太を、一人待っていた。。

テーブルには優太がプレゼントしてくれたヒマワリを飾った。。

そしてそのまま一人で朝を迎えた。。


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