『K』
海当日。。

近くの駅でまことさんと待ち合わせ。

あれから毎日のようにメールや電話をしていた。
駅でまことさんを待つ。

ピピピ~♪
[着信 まことさん]

『マユちゃん?もう駅?』

『うん♪ロータリーにいるよぉ』

『まぢ♪俺の車見えるかな?白のワゴンなんだけど!』

『あっ見えたょ♪今行くね♪』

私は小走りで車へ走る。
『マユちゃん♪』

『おはょ~♪』
私は車に乗り込んだ。。
まことさんがよく波乗りしている海まで2時間。。。

まことさんの好きな音楽を聞きながら楽しいドライブ。。

『ほらぁ!もうすぐ海見えるよ!』

『うわぁ~久しぶり~海だぁ♪』

何年ぶりだろう。。

海に来たの。。

まことさんが車を停める

『マユちゃん降りるよ~』

『はぁい♪』
私は自然に手を繋ぎ。。浜辺に歩く。。

『あ~やっぱり海気持ちいいわ♪』

『うん♪気持ちいい♪』

『ぢゃあ~俺、波乗りするから見ててね!』

『うん♪』

私達は一度車に戻る。

まことさんがウェットスーツに着替える

ウェットスーツを着た、まことさんはすごくかっこよく見えた。

『マユ?車で見てる?焼けるし!』

『ううん♪浜辺で見たい♪』

『お~し♪ぢゃあ行くぞ♪』

サーフボード片手に私と手を繋ぎ海に歩く。。

軽くストレッチをした後、まことさんは海へ行った。

『いってらっしゃい♪』

『ちゃんと見てるんだぞ♪』

『うん♪見てるから♪』

遠くの海の中。。

イイ波が来るのを待っている。

(。。。久しぶりこんな自然体な自分。。)

まことさんが波に乗る。

そしてまたパドリングしながら波に乗る。。

ただそれの繰り返しなのにずっ~と見てた。

何時間も。。

海の中のまことさんを。
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