あなたとの距離
出逢い
ー春ー

私仁藤咲(にとうえみ)は○○高校の前
に立っていた。

中学校時代に彼氏の1人もできなかっ
た私はおもっいきり気合いをいれて
地元じゃ有名なブレザーを着ていた。


ちらほらと中学校時代の同級生の姿も
見える。

期待と不安を胸いっぱいに校舎の中へ
入っていた。

クラスの名簿を見て自分の名前のある
クラスへ行った。

そのクラスには女子の人数が多かった。


なんとかして教室に入ってみると1人
なんとも目立っているひとが見えた。


「あれが小倉鷹君(おぐらよう)でし
 よう」

「そこらへんの芸能人よりも全然
かっこいもんねー」

クラスの外ではそんな会話が飛び交っ
ていた。

周りの男子なんか見えなくなるくらい
オーラを放っていた彼はヨウという
らしい。


私は人ごみの中自分の席に座った。

偶然にも前にいた女の子は中学時代
おなじクラスだった加藤理香子だった。

「おはっよーえみ!
 今日は気合い入ってるねー!」

「りかここそ気合い十分じゃん。」

「だって見た小倉鷹?
 あれはやばいでしょー!
 女子ほとんど見に来てるもん」

理香子のいった通りさっきよりも周り
の女子の数があきらかに増えた。
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